2011年 10月 18日
第5回やらまいかミュージックフェスティバル

さて、時間は少し前後して、本番15分前。
例の沈思黙考モードに入っていると、何やら客席の方でド派手な色彩のモノが動き回っているのが見えます。
ん?
一同、目を凝らして(皆、老眼ね) よ~く見てみると、なんとアルル室井さんが来て手を振ってくれているではありませんか?!

※注 写真は、あくまでもイメージです
うぉ~!
こりゃ百人力です。
(おそらく、司会を担当しているステージで急遽代理の方等にお願いして、駆けつけてくれたのでしょう)
ありがとう!
んでもって、「ありがとう」ついでに、演奏中の写真をお願いしちゃいました。
スンマセン、ウチ等 浜松では孤立無援なんでアルルさんしか頼れる人が居ないんです・・・
☆いよいよ本番10秒前。
ここで重要なお約束事をひとつ。
大体、この手のフェスティバルでは選任の司会の方が居らして、「それでは、続いては○○の皆さんです。どうぞお願いします!」な~んて紹介して貰って始めるのが常。
つまり、あくまでも進行は実行委員会の方が行い、ウチ等の様な芸人共はその「お膳立てして貰った上で」初めて芸を披露出来る、っというモノ。

しかし、この時は夏以来の浜松リベンジでアガっていたのか、はたまた昼間のビールが残っていたためか、各自楽器のセッティングが終わったら既に皆「待った無し!」のギンギンの雰囲気に。

ドラムのカウントの一発目が鳴った一瞬、何か非常に重要な忘れ物をしている感じが頭をよぎり、ステージ下手のテントをチラ見すると司会の方が「祈るような涙目でコチラをガン見している」ではありませんか?!
しまったぁ~!
あ~ でも、もう間に合わない!
カウント始まっちゃってますからー
そう!
ウチ等は、たかが芸人の分際で、司会の方の発言をスっ飛ばして、勝手にブギを始めちゃったんであります!
あの時の司会の方(さとうあい さん?)、ゴメンなさい!


シャッフルのリズムを刻みながら彼女の方を見てみると 「鳩が豆鉄砲くらった勢いで清水寺の舞台から転落した」 ような表情をしてます。
あ~あ。
また、やっちゃった。
確か以前もどっかの野外フェスで同じ事やらかした事があったんですよねー
あの時も司会の女の子が泣きそうな顔してたっけ・・・
取り合えず演奏後に謝る事にして、どんどん演奏を続けます。

「やって来ました、東海道! 富士の高嶺をを仰ぎつつ!・・・」
いつもの中村の派手な口上がザザ中央広場に響き渡ります。
客席を見ると、前回(8月の芸術祭)にお邪魔した際に見てくれた方のお顔がチラホラと?
(毎回ステージ後に写真を見てるんで、何となく分かります)
いやー こりゃ心強い!

亀ブギが終わったところで、ステイツボロ・ブルースの簡略イントロ。
中村の「さて皆様、ブルースシンガーをご紹介致しましょう!」
という呼び出しが始まる。
さて、ここからが今回の見せどころ。
今まで「ステージ最前列で黒のフード付ジャンバーを頭からカブり、他のお客さん達の邪魔になっていた只のデブ」が、スックと立ち上がり、ジャンバーを脱ぎ捨てれば、中から現れたのは「真っ黄っ黄の蛍光シャツを身にまとってサングラスかけた怪しげなデブ」!!
(まぁどっちみち、デブなんですけど)


誰がどう見ても、まっとうな職業についているヤツには見えません。
お客さんも、ゲラゲラ笑いながら拍手してくれてます。
ラストコーラスの5ダウンから、ユニゾンでブレイク。
BB、すかさず8ビートの「ウププ」の歌い出し!

良いねぇ、決まったね、BB!
今年、この「ウププ」はリハも含めて何回(何十回?)演ったか記憶に無い位ですが、何だか体に染み込んで自分達の音になってきた感じがします。
(原曲が分かんない位イジってるしね)
お客さんも良い感じで手拍子を入れてくれて、なかなか良い雰囲気になったトコで「ドリビア」スタート。

この曲も野外フェスにピッタリで、冷たいビール(ジュースでも可)片手に聴いて貰えば最高に楽しい。
途中の仕掛け「15の頃から酒好きで・・・」と中村が語るくだり、掛け合いで「えぇ~?」「マジっ?」「ホント?」と他のメンバーが合の手を入れるベタなネタも、良い感じでこなれてきてお客さんもニコニコ。
中には爆笑してくれている方も居る。
ありがたや。

ここまで終わったトコで、経過時間は15分。
今回は持ち時間が短いので、スローナンバーの「プリーズ・センド・ミー・サムワン・トゥ・ラブ」を演目から外していたのだが、本番で演奏テンポが多少速くなり若干の時間の余裕が出来たっぽい。
予定なら次の曲「ユー・ビロング・トゥ・ミー」でラストになるんで、BBが「え~ 残念ながら次でラストの・・・」としゃべり始めると、「えぇ~?」「もっとやれ!」「今来たばっかしなのにぃ~」等々、お客さんからもありがたい歓声が!

少し時間の余裕も出来たんで、とっさに「プリーズ・センド・ミー・サムワン・トゥ・ラブ」をラストに演る事にしちゃいました。
(実行委員会の方、時間ギリギリになっちゃってゴメンなさい!)
んで、改めて伝家の宝刀「ツルカメ」、っじゃなくて、派手な8ビートの「ユー・ビロング・トゥ・ミー」をスタート。
途中のコール&レスポンスのコーナーでは、勿論お馴染みの「ツルカメ」、やらせて頂きました。


BBが「つる!」と呼びかければ、皆さん「ツルっ!」と大声で返してくれます。

後半の振り付けもバッチリ!
浜松の皆さん、リズム感良いですよね?

前回の8月にお邪魔した時よりも、BBの衣装が派手になってるせいか、何だかお客さんのノリも格段に違います。


そりゃそうですよねー
こんな真っ黄っ黄の蛍光シャツ着た怪しい奴に強制されて、もしノリが悪かったりしようものなら、何をされるか分かったモンじゃありませんから。
自分なら、無理やり作った笑顔で「ツル~!」ってやりますよ。


・・・まぁ、浜松のお客さんはよほど度胸があるのか、はたまたこういう見世物小屋にでも居るような怪人がお好みなのか、自然にお顔がほころんでくれている様に見えます。
いやぁ~ 皆さんありがとうございます。
ホントは、怖かったんでしょう?
うんうん・・・
続くスローナンバー「プリーズ・センド・ミー・サムワン・トゥ・ラブ」。
時間ギリギリのトコ、何とかはしょらせようと、キーボードの中村が多少テンポ速めでイントロを弾き出す。
「う~ん、コレならステージ転換の時間1分半位稼げるかな?」
っと、キーボードのテンポに合わせてベースを弾き出そうとしたのも束の間、歌に入ったトコでドラムの新井が本来のゆったりとしたテンポにキッチリと戻しやがった。
チラ見すると、少しコチラを睨んでいる感じ・・・

そう、この新井という男。
ドラムも叩きますが、本来は歌が大好きで全国カラオケ選手権で持ち歌の「バスストップ」を歌うために、ド派手なのスーツを新調して板橋区民ホールに出場したという経験の持ち主。

※注 写真はあくまでもイメージです。
新井としては、歌心を損なうようなテンポの変調は許せないんでしょうな。
僕らが悪ぅございました。ゴメンネ・・・
本来のしっとりとしたテンポで「プリーズ・センド・ミー・サムワン・トゥ・ラブ」が終ると、すかさずドラムのロール。
2拍3連の5ダウンから一瞬のブレイクで、二代目・広沢虎造、っじゃなかった、ドラムの新井が一節うなる。
「~♪ ちょうどぉ 時間とぉ~ なりまぁ~した ♪~」
そして、シャッフルのリズムに乗せて、エンディングのカレドニアのテーマが始まる。

例によって、中村の音頭で三三七拍子!

おっ?!
皆さん、やってくれてますねぇ~
中には立ち上がって踊りながら手を叩いてくれてる人も!

7月終わりからの長かった遠征も、最後素晴らしいステージで締めくくれました。
皆さん ホントにありがとうござます。
あれっ?
客席から、アルルさんが素敵な花束を持って駆け寄り、BBに手渡してくれてるじゃありませんかっ!?
うわぁ~ こりゃ感激でありますなぁ。
アルルさん、ありがとう!

そして、BB!
お前、勘違いすんなよ、あの花束はあくまでも「江戸前ブルース 亀若」が頂いたんであって、決して「真っ黄っ黄の蛍光シャツ着た怪人」へ渡した『みかじめ料』じゃねーんだからなっ!
さて、怒涛のステージも終わり。
各自楽器の撤収を終えて、長かった今回の遠征シーズンを振り返りながら皆で談笑をしていると・・・

BBがニコニコしながら実行委員会のテントから帰ってきた。
あっ、そうだ! 司会の女性に「勝手に演奏スタートした事」を謝らなきゃいけなかったんです。
BB,代表して謝ってきてくれたのか?
いやぁー やっぱ只のデブじゃないねー
新井「お疲れっ! ワリィなぁ バンド代表で司会の彼女に謝ってきてくれたんだろ?」
BB「ウホホ、彼女の名前、聞いてきちゃった!」
中村「・・・あ、そうなの。 んで、ちゃんと謝罪した?」
BB「あのね、『さとう あい』ちゃんって いうんだって!」
級長「だ・か・ら、謝ったのかよ?」
BB「オレの事、『素敵なお顔ですね!』って言ってくれたよ」
一同「・・・」
・・・やっぱコイツ、只の最低のデブでした・・・

さぁ、楽器の撤収も終りました。
あとはホテルでシャワー浴びて、そんでもってビールも浴びるかな?
ってんで、駐車場から亀若号を出そうとしたら、運転していたBBが駐車場の係りの方と何か会話してる模様。
ん? 重量オーバーかなんかで引っ掛かったかな? っと思ってると、BBがニコニコしながら、
「いやー 感激だよ。 今 係りの人がさー 『演奏の音、ここまで聞こえましたよ、最高でしたね! 持ち場を離れる訳には行かないので、見に行けなくて残念でした。次回は是非!』って、言ってくれた」
ですと?!
こりゃまた、嬉しいお声。
ホント、ありがとうございます。
・・・ん?
でも、ステージ見た訳でもないのに、何でオレ等が出演者って分かるんだろ・・・?
あー そうです!
「着替えるの面倒だから」ってんで、ステージ衣装のまま亀若号に乗り込んだんでした!
こんな「真っ黄っ黄の蛍光シャツ着たデブ」見りゃ、堅気の衆じゃない事は一発で分かりますやねー
って事で、またゲラゲラ笑いながらホテル・ルートインでチェックイン。
カウンターでも、蛍光シャツの怪人は目立ちまくり、フロントのお姉さんも引き気味です。

各自、部屋で汗でベトベトのステージ衣装を脱ぎ捨ててシャワーを浴び、そのままベッドで眠りそうになるのを強靭な意志でハネ返して1Fのロビーに集合。
もう、1秒でも早くビールと対面したい!
ってんで、ホテルの近くにある地ビールレストラン「マイン・シュロス」さんへなだれ込みます。

※スンマセン、夜なんで外観撮影出来ず、HPからの流用です
「マイン・シュロス」(ドイツ語で「私のお城」という意味らしい)という名前のとおり、店内は中庭なんかもあって、ヨーロッパのお城の様な広い造り。
300席はゆうに超えるだろう広い店内には、生演奏可能なステージなんかもあって本格的な「ビール酒場」って感じ。
当然迷わず地ビールを注文。
自分は、お店お奨めの「ヴァイツェン」ってヤツを頂いたんですが、最高でした!




こんなに美味いビール飲んだ事ないかも?
皆それぞれ違うビールを飲んだんですが、皆満足の様。

料理も、本格的な「ドイツソーセージの盛り合わせ」は勿論の事、「アンチョビ・ピザ」も、かなりイケます。

※取り分け後でスイマセン!
中でも、皆から絶賛されていたのが「サザエのバーデンスタイル」。
エスカルゴのサザエ・バージョンって言えば良いんですかね?
ガーリック溶かしバターの香りに包まれたサザエのブツ切りをフランスパンの輪切りに乗せて頂くと、もう最高!
いくらでもビールが呑めそうであります。

・・・っと、そのまま地ビール祭となるかっっと思いきや、さにあらず。
諸事情によって、30分程で「マイン・シュロス」さんを後にします。
(次回は、絶対2杯目以降イキますからね!)
さて、2件目は「浜松たんと本店」という、なかなか良い感じのお店。
モツやら焼き鳥やら、独特の味噌中心の味付けで頂くんですが、コレが結構「◎」。
皆、ビールからハイボール系にチェンジしてグイグイいきます。

ここもまた諸事情により、約1時間程でチェック。
えっ?
さっきから、諸事情、諸事情って、何かって?
え~と、実は今回も浜松に行くなら締めは「みやひろ」さんの浜松餃子&鶏塩そばで!
っと、決めていたんですよ。
その最終着地地点の「みやひろ」でフィニッシュするために、酒量&バカ騒ぎエネルギーをコントロールしようとしているんですな、このバカ共は。
そしてもうひとつ!
アルル。室井さんと、21時過ぎに「みやひろ」で待ち合わせしているので、時間的なコントロールもしようとしている訳で。
で、狙いどおり21時過ぎに「みやひろ」に到着し、改めて乾杯となったんでありますが・・・
1件目の地ビールがあまりにも美味し過ぎたのか、2件目のセセリ味噌だれが絶品過ぎたのか、一同お腹がパンパンになってまして・・・
んでもって予定どおり、21過ぎに浜松餃子の名店「みやひろ」さん着。

皆、これを楽しみにしてたんで食べる食べる・・・

そんでもって、アルルさんも途中合流したんで、当然呑む呑む・・・

まぁ、1人大体この位は呑んでますか・・・?
ねぇ、TAKUさん?

さて、例によって席上での話題は飛びに飛びまくり収拾はつきませんが、やはり1番盛り上がるのはBB大谷の衣装ネタ!
中でもステージ・ラストでアルルさんからの花束を受け取るBBの写真を見て、皆 大騒ぎ。

新井「いやぁ~ このBBが花束受け取ってる写真、ヤケにカッコ良くねーか?」
BB「おっ! オレの真の姿を良く写し撮ってるね」
ツトム「なんちゅうかサ、日本人じゃねーよな、コイツ」
BB「オレ、国際派ですから!」
級長「南米の麻薬密売組織の元締めって、こんな感じじゃない?」
BB「うんうん、ちょっとアブナイ大人の魅力ってヤツね!」
新井「こいつ、名前なんてーんだろ?」
中村「ロドリゲス、なーんて雰囲気だね」
BB「そうそう! アル・パチーノ主演の『スカー・フェイス』カッコ良かったねー」
新井「・・・ヘコまねぇデブだな」
BB「えっ? なに?」
新井「いや、何でもねーよ。 他には何かねーのかい?」
ツトム「ホセ なんてどーかな」
BB「明日のジョーに登場した世界チャンピオン、確か『ホセ・メンドーサ』って言ったっけね?」
新井「ちくしょう! 他にねーのかよ、他に! 級長、どーだ?」
級長「『パンチョレロ』ってな、どーよ?」
BB「あれ? 何か路線が・・・」
中村「BBが住んでる清瀬の方の訛りが入って『ポンチョレロ』。略して
『ポンチョ・大谷』だな!」
一同「ギャハハハ!」
BB「あんまし、嬉しくなくなってきた・・・」
新井「そーだよな! ポンチョ・大谷! 密売人の中でも下っ端の兄貴格なんだけど、おだてに弱いお調子モンでよ」
ツトム「そうそう、おだてにも弱いが、オツムも弱い」
BB「あの・・・ちょっと軌道修正して貰えませんか?」
新井「んでよ、このポン公。勿論アル・パチーノみてーなカッコ良い死に方はしねーよな?」
中村「大体この手のテレ助の死に様は、食中毒か腹上死と相場が決まっているな」
BB「あの、腹上死って・・・ オレは家族を愛しているから・・・」
級長「そうそう、あとは路地裏でオカマの娼婦の立ちしょんべん目撃しちまってサ、見たの見ないので痴話喧嘩のドサクサで刺されるってパターン・・・」
BB「貴様らぁ、地獄へ堕ちろ!」
さて、一応ケジメもついたところで、当然お目当て、締めの「鶏塩そば」へ。

相変わらず、美味しいっ!
まぁ、ひとしきり騒ぎまくって、気がつけばナント「0時15分」!

餃子屋さんに、3時間も居座って騒ぎまくる客って・・・相当迷惑ですよね・・・
そんなお詫びも兼ねて、最後はすっかり御馴染みになったお店のおねーさん達とパチリ!

皆、良い顔してますねぇ~!
これだから、バンド稼業は辞められないんですよね。
そして、一夜明ければドピーカンの日本晴れ。

行きと同じく、2台の車に分かれてお江戸へ戻ります。


いやぁ~
皆さん、ホントお疲れさんでした!
長いダラダラ文を読んで頂いた方、ありがとうございます。
次回は、年末12月23日(金) 渋谷のクロコダイルで行われる恒例の
忘年会ライブ 「亀忘れ2011」
でお会いしましょう!
今度は、ウチ等のホームグラウンドでたっぷり時間をとって暴れます。
多彩なゲストも出演予定ですので、どうぞお楽しみに!
オマケ
今回、ポンチョの着せ替え遊びしてた時、こんなショットがありました。

優しく背後から手を回す新井の腕の中で、全てを委ねた安らぎの表情を浮かべたポンチョ。
その安らぎの表情の中には、微かな期待感に胸膨らませるポンチョの乙女心すら感じられ・・・
この光景どっかで見た事あるなぁ~ と思っていたんですが先程思い出しました。
場末のホモ映画専門の映画館の前に掲げてあった看板の絵です。
確か、タイトルは、
魅せられたアドニス
でしたっけ。
あ~ ツルカメ、ツルカメ・・・

さて、時間は少し前後して、本番15分前。
例の沈思黙考モードに入っていると、何やら客席の方でド派手な色彩のモノが動き回っているのが見えます。
ん?
一同、目を凝らして(皆、老眼ね) よ~く見てみると、なんとアルル室井さんが来て手を振ってくれているではありませんか?!

※注 写真は、あくまでもイメージです
うぉ~!
こりゃ百人力です。
(おそらく、司会を担当しているステージで急遽代理の方等にお願いして、駆けつけてくれたのでしょう)
ありがとう!
んでもって、「ありがとう」ついでに、演奏中の写真をお願いしちゃいました。
スンマセン、ウチ等 浜松では孤立無援なんでアルルさんしか頼れる人が居ないんです・・・
☆いよいよ本番10秒前。
ここで重要なお約束事をひとつ。
大体、この手のフェスティバルでは選任の司会の方が居らして、「それでは、続いては○○の皆さんです。どうぞお願いします!」な~んて紹介して貰って始めるのが常。
つまり、あくまでも進行は実行委員会の方が行い、ウチ等の様な芸人共はその「お膳立てして貰った上で」初めて芸を披露出来る、っというモノ。

しかし、この時は夏以来の浜松リベンジでアガっていたのか、はたまた昼間のビールが残っていたためか、各自楽器のセッティングが終わったら既に皆「待った無し!」のギンギンの雰囲気に。

ドラムのカウントの一発目が鳴った一瞬、何か非常に重要な忘れ物をしている感じが頭をよぎり、ステージ下手のテントをチラ見すると司会の方が「祈るような涙目でコチラをガン見している」ではありませんか?!
しまったぁ~!
あ~ でも、もう間に合わない!
カウント始まっちゃってますからー
そう!
ウチ等は、たかが芸人の分際で、司会の方の発言をスっ飛ばして、勝手にブギを始めちゃったんであります!
あの時の司会の方(さとうあい さん?)、ゴメンなさい!


シャッフルのリズムを刻みながら彼女の方を見てみると 「鳩が豆鉄砲くらった勢いで清水寺の舞台から転落した」 ような表情をしてます。
あ~あ。
また、やっちゃった。
確か以前もどっかの野外フェスで同じ事やらかした事があったんですよねー
あの時も司会の女の子が泣きそうな顔してたっけ・・・
取り合えず演奏後に謝る事にして、どんどん演奏を続けます。

「やって来ました、東海道! 富士の高嶺をを仰ぎつつ!・・・」
いつもの中村の派手な口上がザザ中央広場に響き渡ります。
客席を見ると、前回(8月の芸術祭)にお邪魔した際に見てくれた方のお顔がチラホラと?
(毎回ステージ後に写真を見てるんで、何となく分かります)
いやー こりゃ心強い!

亀ブギが終わったところで、ステイツボロ・ブルースの簡略イントロ。
中村の「さて皆様、ブルースシンガーをご紹介致しましょう!」
という呼び出しが始まる。
さて、ここからが今回の見せどころ。
今まで「ステージ最前列で黒のフード付ジャンバーを頭からカブり、他のお客さん達の邪魔になっていた只のデブ」が、スックと立ち上がり、ジャンバーを脱ぎ捨てれば、中から現れたのは「真っ黄っ黄の蛍光シャツを身にまとってサングラスかけた怪しげなデブ」!!
(まぁどっちみち、デブなんですけど)


誰がどう見ても、まっとうな職業についているヤツには見えません。
お客さんも、ゲラゲラ笑いながら拍手してくれてます。
ラストコーラスの5ダウンから、ユニゾンでブレイク。
BB、すかさず8ビートの「ウププ」の歌い出し!

良いねぇ、決まったね、BB!
今年、この「ウププ」はリハも含めて何回(何十回?)演ったか記憶に無い位ですが、何だか体に染み込んで自分達の音になってきた感じがします。
(原曲が分かんない位イジってるしね)
お客さんも良い感じで手拍子を入れてくれて、なかなか良い雰囲気になったトコで「ドリビア」スタート。

この曲も野外フェスにピッタリで、冷たいビール(ジュースでも可)片手に聴いて貰えば最高に楽しい。
途中の仕掛け「15の頃から酒好きで・・・」と中村が語るくだり、掛け合いで「えぇ~?」「マジっ?」「ホント?」と他のメンバーが合の手を入れるベタなネタも、良い感じでこなれてきてお客さんもニコニコ。
中には爆笑してくれている方も居る。
ありがたや。

ここまで終わったトコで、経過時間は15分。
今回は持ち時間が短いので、スローナンバーの「プリーズ・センド・ミー・サムワン・トゥ・ラブ」を演目から外していたのだが、本番で演奏テンポが多少速くなり若干の時間の余裕が出来たっぽい。
予定なら次の曲「ユー・ビロング・トゥ・ミー」でラストになるんで、BBが「え~ 残念ながら次でラストの・・・」としゃべり始めると、「えぇ~?」「もっとやれ!」「今来たばっかしなのにぃ~」等々、お客さんからもありがたい歓声が!

少し時間の余裕も出来たんで、とっさに「プリーズ・センド・ミー・サムワン・トゥ・ラブ」をラストに演る事にしちゃいました。
(実行委員会の方、時間ギリギリになっちゃってゴメンなさい!)
んで、改めて伝家の宝刀「ツルカメ」、っじゃなくて、派手な8ビートの「ユー・ビロング・トゥ・ミー」をスタート。
途中のコール&レスポンスのコーナーでは、勿論お馴染みの「ツルカメ」、やらせて頂きました。


BBが「つる!」と呼びかければ、皆さん「ツルっ!」と大声で返してくれます。

後半の振り付けもバッチリ!
浜松の皆さん、リズム感良いですよね?

前回の8月にお邪魔した時よりも、BBの衣装が派手になってるせいか、何だかお客さんのノリも格段に違います。


そりゃそうですよねー
こんな真っ黄っ黄の蛍光シャツ着た怪しい奴に強制されて、もしノリが悪かったりしようものなら、何をされるか分かったモンじゃありませんから。
自分なら、無理やり作った笑顔で「ツル~!」ってやりますよ。


・・・まぁ、浜松のお客さんはよほど度胸があるのか、はたまたこういう見世物小屋にでも居るような怪人がお好みなのか、自然にお顔がほころんでくれている様に見えます。
いやぁ~ 皆さんありがとうございます。
ホントは、怖かったんでしょう?
うんうん・・・
続くスローナンバー「プリーズ・センド・ミー・サムワン・トゥ・ラブ」。
時間ギリギリのトコ、何とかはしょらせようと、キーボードの中村が多少テンポ速めでイントロを弾き出す。
「う~ん、コレならステージ転換の時間1分半位稼げるかな?」
っと、キーボードのテンポに合わせてベースを弾き出そうとしたのも束の間、歌に入ったトコでドラムの新井が本来のゆったりとしたテンポにキッチリと戻しやがった。
チラ見すると、少しコチラを睨んでいる感じ・・・

そう、この新井という男。
ドラムも叩きますが、本来は歌が大好きで全国カラオケ選手権で持ち歌の「バスストップ」を歌うために、ド派手なのスーツを新調して板橋区民ホールに出場したという経験の持ち主。

※注 写真はあくまでもイメージです。
新井としては、歌心を損なうようなテンポの変調は許せないんでしょうな。
僕らが悪ぅございました。ゴメンネ・・・
本来のしっとりとしたテンポで「プリーズ・センド・ミー・サムワン・トゥ・ラブ」が終ると、すかさずドラムのロール。
2拍3連の5ダウンから一瞬のブレイクで、二代目・広沢虎造、っじゃなかった、ドラムの新井が一節うなる。
「~♪ ちょうどぉ 時間とぉ~ なりまぁ~した ♪~」
そして、シャッフルのリズムに乗せて、エンディングのカレドニアのテーマが始まる。

例によって、中村の音頭で三三七拍子!

おっ?!
皆さん、やってくれてますねぇ~
中には立ち上がって踊りながら手を叩いてくれてる人も!

7月終わりからの長かった遠征も、最後素晴らしいステージで締めくくれました。
皆さん ホントにありがとうござます。
あれっ?
客席から、アルルさんが素敵な花束を持って駆け寄り、BBに手渡してくれてるじゃありませんかっ!?
うわぁ~ こりゃ感激でありますなぁ。
アルルさん、ありがとう!

そして、BB!
お前、勘違いすんなよ、あの花束はあくまでも「江戸前ブルース 亀若」が頂いたんであって、決して「真っ黄っ黄の蛍光シャツ着た怪人」へ渡した『みかじめ料』じゃねーんだからなっ!
さて、怒涛のステージも終わり。
各自楽器の撤収を終えて、長かった今回の遠征シーズンを振り返りながら皆で談笑をしていると・・・

BBがニコニコしながら実行委員会のテントから帰ってきた。
あっ、そうだ! 司会の女性に「勝手に演奏スタートした事」を謝らなきゃいけなかったんです。
BB,代表して謝ってきてくれたのか?
いやぁー やっぱ只のデブじゃないねー
新井「お疲れっ! ワリィなぁ バンド代表で司会の彼女に謝ってきてくれたんだろ?」
BB「ウホホ、彼女の名前、聞いてきちゃった!」
中村「・・・あ、そうなの。 んで、ちゃんと謝罪した?」
BB「あのね、『さとう あい』ちゃんって いうんだって!」
級長「だ・か・ら、謝ったのかよ?」
BB「オレの事、『素敵なお顔ですね!』って言ってくれたよ」
一同「・・・」
・・・やっぱコイツ、只の最低のデブでした・・・

さぁ、楽器の撤収も終りました。
あとはホテルでシャワー浴びて、そんでもってビールも浴びるかな?
ってんで、駐車場から亀若号を出そうとしたら、運転していたBBが駐車場の係りの方と何か会話してる模様。
ん? 重量オーバーかなんかで引っ掛かったかな? っと思ってると、BBがニコニコしながら、
「いやー 感激だよ。 今 係りの人がさー 『演奏の音、ここまで聞こえましたよ、最高でしたね! 持ち場を離れる訳には行かないので、見に行けなくて残念でした。次回は是非!』って、言ってくれた」
ですと?!
こりゃまた、嬉しいお声。
ホント、ありがとうございます。
・・・ん?
でも、ステージ見た訳でもないのに、何でオレ等が出演者って分かるんだろ・・・?
あー そうです!
「着替えるの面倒だから」ってんで、ステージ衣装のまま亀若号に乗り込んだんでした!
こんな「真っ黄っ黄の蛍光シャツ着たデブ」見りゃ、堅気の衆じゃない事は一発で分かりますやねー
って事で、またゲラゲラ笑いながらホテル・ルートインでチェックイン。
カウンターでも、蛍光シャツの怪人は目立ちまくり、フロントのお姉さんも引き気味です。

各自、部屋で汗でベトベトのステージ衣装を脱ぎ捨ててシャワーを浴び、そのままベッドで眠りそうになるのを強靭な意志でハネ返して1Fのロビーに集合。
もう、1秒でも早くビールと対面したい!
ってんで、ホテルの近くにある地ビールレストラン「マイン・シュロス」さんへなだれ込みます。

※スンマセン、夜なんで外観撮影出来ず、HPからの流用です
「マイン・シュロス」(ドイツ語で「私のお城」という意味らしい)という名前のとおり、店内は中庭なんかもあって、ヨーロッパのお城の様な広い造り。
300席はゆうに超えるだろう広い店内には、生演奏可能なステージなんかもあって本格的な「ビール酒場」って感じ。
当然迷わず地ビールを注文。
自分は、お店お奨めの「ヴァイツェン」ってヤツを頂いたんですが、最高でした!




こんなに美味いビール飲んだ事ないかも?
皆それぞれ違うビールを飲んだんですが、皆満足の様。

料理も、本格的な「ドイツソーセージの盛り合わせ」は勿論の事、「アンチョビ・ピザ」も、かなりイケます。

※取り分け後でスイマセン!
中でも、皆から絶賛されていたのが「サザエのバーデンスタイル」。
エスカルゴのサザエ・バージョンって言えば良いんですかね?
ガーリック溶かしバターの香りに包まれたサザエのブツ切りをフランスパンの輪切りに乗せて頂くと、もう最高!
いくらでもビールが呑めそうであります。

・・・っと、そのまま地ビール祭となるかっっと思いきや、さにあらず。
諸事情によって、30分程で「マイン・シュロス」さんを後にします。
(次回は、絶対2杯目以降イキますからね!)
さて、2件目は「浜松たんと本店」という、なかなか良い感じのお店。
モツやら焼き鳥やら、独特の味噌中心の味付けで頂くんですが、コレが結構「◎」。
皆、ビールからハイボール系にチェンジしてグイグイいきます。

ここもまた諸事情により、約1時間程でチェック。
えっ?
さっきから、諸事情、諸事情って、何かって?
え~と、実は今回も浜松に行くなら締めは「みやひろ」さんの浜松餃子&鶏塩そばで!
っと、決めていたんですよ。
その最終着地地点の「みやひろ」でフィニッシュするために、酒量&バカ騒ぎエネルギーをコントロールしようとしているんですな、このバカ共は。
そしてもうひとつ!
アルル。室井さんと、21時過ぎに「みやひろ」で待ち合わせしているので、時間的なコントロールもしようとしている訳で。
で、狙いどおり21時過ぎに「みやひろ」に到着し、改めて乾杯となったんでありますが・・・
1件目の地ビールがあまりにも美味し過ぎたのか、2件目のセセリ味噌だれが絶品過ぎたのか、一同お腹がパンパンになってまして・・・
んでもって予定どおり、21過ぎに浜松餃子の名店「みやひろ」さん着。

皆、これを楽しみにしてたんで食べる食べる・・・

そんでもって、アルルさんも途中合流したんで、当然呑む呑む・・・

まぁ、1人大体この位は呑んでますか・・・?
ねぇ、TAKUさん?

さて、例によって席上での話題は飛びに飛びまくり収拾はつきませんが、やはり1番盛り上がるのはBB大谷の衣装ネタ!
中でもステージ・ラストでアルルさんからの花束を受け取るBBの写真を見て、皆 大騒ぎ。

新井「いやぁ~ このBBが花束受け取ってる写真、ヤケにカッコ良くねーか?」
BB「おっ! オレの真の姿を良く写し撮ってるね」
ツトム「なんちゅうかサ、日本人じゃねーよな、コイツ」
BB「オレ、国際派ですから!」
級長「南米の麻薬密売組織の元締めって、こんな感じじゃない?」
BB「うんうん、ちょっとアブナイ大人の魅力ってヤツね!」
新井「こいつ、名前なんてーんだろ?」
中村「ロドリゲス、なーんて雰囲気だね」
BB「そうそう! アル・パチーノ主演の『スカー・フェイス』カッコ良かったねー」
新井「・・・ヘコまねぇデブだな」
BB「えっ? なに?」
新井「いや、何でもねーよ。 他には何かねーのかい?」
ツトム「ホセ なんてどーかな」
BB「明日のジョーに登場した世界チャンピオン、確か『ホセ・メンドーサ』って言ったっけね?」
新井「ちくしょう! 他にねーのかよ、他に! 級長、どーだ?」
級長「『パンチョレロ』ってな、どーよ?」
BB「あれ? 何か路線が・・・」
中村「BBが住んでる清瀬の方の訛りが入って『ポンチョレロ』。略して
『ポンチョ・大谷』だな!」
一同「ギャハハハ!」
BB「あんまし、嬉しくなくなってきた・・・」
新井「そーだよな! ポンチョ・大谷! 密売人の中でも下っ端の兄貴格なんだけど、おだてに弱いお調子モンでよ」
ツトム「そうそう、おだてにも弱いが、オツムも弱い」
BB「あの・・・ちょっと軌道修正して貰えませんか?」
新井「んでよ、このポン公。勿論アル・パチーノみてーなカッコ良い死に方はしねーよな?」
中村「大体この手のテレ助の死に様は、食中毒か腹上死と相場が決まっているな」
BB「あの、腹上死って・・・ オレは家族を愛しているから・・・」
級長「そうそう、あとは路地裏でオカマの娼婦の立ちしょんべん目撃しちまってサ、見たの見ないので痴話喧嘩のドサクサで刺されるってパターン・・・」
BB「貴様らぁ、地獄へ堕ちろ!」
さて、一応ケジメもついたところで、当然お目当て、締めの「鶏塩そば」へ。

相変わらず、美味しいっ!
まぁ、ひとしきり騒ぎまくって、気がつけばナント「0時15分」!

餃子屋さんに、3時間も居座って騒ぎまくる客って・・・相当迷惑ですよね・・・
そんなお詫びも兼ねて、最後はすっかり御馴染みになったお店のおねーさん達とパチリ!

皆、良い顔してますねぇ~!
これだから、バンド稼業は辞められないんですよね。
そして、一夜明ければドピーカンの日本晴れ。

行きと同じく、2台の車に分かれてお江戸へ戻ります。


いやぁ~
皆さん、ホントお疲れさんでした!
長いダラダラ文を読んで頂いた方、ありがとうございます。
次回は、年末12月23日(金) 渋谷のクロコダイルで行われる恒例の
忘年会ライブ 「亀忘れ2011」
でお会いしましょう!
今度は、ウチ等のホームグラウンドでたっぷり時間をとって暴れます。
多彩なゲストも出演予定ですので、どうぞお楽しみに!
オマケ
今回、ポンチョの着せ替え遊びしてた時、こんなショットがありました。

優しく背後から手を回す新井の腕の中で、全てを委ねた安らぎの表情を浮かべたポンチョ。
その安らぎの表情の中には、微かな期待感に胸膨らませるポンチョの乙女心すら感じられ・・・
この光景どっかで見た事あるなぁ~ と思っていたんですが先程思い出しました。
場末のホモ映画専門の映画館の前に掲げてあった看板の絵です。
確か、タイトルは、
魅せられたアドニス
でしたっけ。
あ~ ツルカメ、ツルカメ・・・
















































































































































































































